１／１２ 　浮浪雲 　「浮浪雲」

　ジョージ秋山氏の漫画を知らない人はあまりいないと思うけど、劇場用アニメ「浮浪雲」（’８２年）の存在を知らない人は結構いるかもしれない。たぶん渡哲也主演のTV時代劇の方が有名。

　私も公開当時はアニメ雑誌で記事を見ただけで劇場には足を運ばなかった（はたして高松で公開されていたのだろうか？）
　初めて観たのはテレビで放送された時だったのだけれど、これが予想以上の出来で面白かった。
　浮浪雲役の声を山城新吾があてていて,いい感じを出していた。
　坂本竜馬と新撰組の抗争の最中に、浮浪雲親子がそれぞれ関わりを持つエピソードを中心に作られていて、浮浪雲の強くて格好いい面が強調されていた。
　ビデオやＬＤになったという話も聞かないが、もしあったらもう一度観たいものである。（追記：２０１０年７月、ついにＤＶＤ化された。）

　で、これはテレビで観た勢いで造ったもの。
　あまり立体映えのしないキャラクターかな。とは思うが、当時はとにかく造らずにいられなかったのだ。

　製作はポリパテで裸体を造り、着物はエポキシパテを盛りつけた。ファンドでやると良さそうなものだけれど、当時は香川ではファンドをめったに売っていなかったのだ。