１／８　ペリーヌ・パンダボワヌ 「ペリーヌ物語」

「ペリーヌ物語」はカルピス〜ハウス名作劇場の中でも一番のお気に入り。根強いファンも多い。 　記録によるとこの番組は’７８年元日に第１話、大晦日に最終話が放送された。年末年始が特番で埋め尽くされる今ではちょっとありえない話だ。 　クライマックス「幸せの涙が流れるとき」の感動は今も忘れられない。 　このフィギュアは前半のインドからフランスへの旅の時に着ていた服だ。後半の祖父の秘書の服装もいいので機会があったらそちらも造ってみたい。 　製作はかなり前(1988年)のことでお恥ずかしい出来。特にのっぺりした顔面の造りと瞳塗装の下手さが気になるところ。目から鼻にかけてのラインはやり直したい。 　細かい彫刻は苦手なのでこの手のシンプルなデザインのキャラクターを好んで造っていたのだが、特に昔のキャラクターの場合は髪の毛や服の構造、しわなどを今風に造り込むか当時のデザイン通りに造るかで悩むことも多い。このフィギュアも番組のキャラクターデザインにできるだけ忠実に造ったつもり。髪の毛が塊状になっていたりと非常にあっさりした造りになっている。 　１／８フィギュアとしては２作目で、ポリパテを主に使って削り出しで裸体を造り、服や髪はエポパテを盛りつけるという私なりのスタンダードな工法で造っている。スカートは手作りのバキュームフォームを使ってプラ板を加工している。 　隣の犬「バロン」の方が妙に評判が良かった。