２００２年を振り返って

うーわー、また１年ぶりになってしまいました。今年こそは、と思ってたんですがねえ。なにしろ模型活動が乏しいもんだからモデラー日記も筆が鈍るというものです。
とはいえ、乏しいながらも１年分かき集めたモデラー的出来事は・・・

●工房移転
２月に住居を引っ越しました。
で、工作室がガーン！と広くなりました。はずなんですが、イマイチ実感できません。引越荷物がまだちゃんと整理できていなかったりするのがマズイ。とりあえず作業できるだけの場所が確保できてしまうとあとの整理がめんどくさくなってしまって・・・
しかし引越の時につくづく思いましたが、使うあてのない工具や材料がけっこう多い。この辺割り切ってガサーッと捨ててしまうといろいろすっきりするんですがね。主要な工具は工具箱１〜２個あれば収まる程度なのです。
使用頻度の低い、あるいは使わない物の方がけっこう幅をとってジャマなワケですが、これは今まで「使えそうな」物をあれこれ試してきた蓄積です。いつか使えるかもしれません。この「いつか使えるかも」は多くの場合愚の骨頂というか、物笑いの種なワケですが、ここはこう造る、という答えの無い局面こそ模型の醍醐味。ちょっと試行錯誤しようかという時におきまりの道具や材料しか手元に無いんじゃあねぇ。そこでゴソゴソっとワケわからん物を持ち出して役に立ったりするとカッコいい〜！「引き出しが多い」ってやつ？
道具箱のコヤシはモデラーのコヤシ、ということで。

●完成品
今年の完成品は一応２体。「岡ひろみ」と「ニャッキ」ですな。
まぁ「ニャッキ」はあまりにいい加減な造りなので完成品リストからはずしたいところですが・・・
「ひろみ」の完成度も不満が多いので今年の成果はあまり無いというのが実感です。
「ハインリヒ」と「先生ズ」が完成間近なので、来年は完成品３体というビッグイヤーになるカモ。

●模型イベント
今年は見学も含めて１度もイベントに足を運びませんでした。
ディーラー参加、またしたいなぁ。というか自分の造形に反響が欲しい、というのが本音。
おこがましいと言われても、やっぱりせっかく造ったんだから人に見せたいし、反響があると嬉しいからね。
でもそれにまつわる手続きが負担なのも本音。複製も自分用じゃなく商品用ならそれなりのクオリティが必要だしね（←コレが一番負担）。
展示だけ、というのが一番目的にかなっているのかも。

●今年印象に残ったフィギュア
ワタシはアマチュアフィギュアモデラーですがガレージキット等他の方の作品はあまり買いません。良くできた作品を購入できるチャンスがあれば躊躇しませんが通販とかイベントに行くとかするほど熱心ではないという程度。今年はとうとう一個も買いませんでした。雑誌「レプリカント」と「フィギュアマニアックス」はかかさず買って他の方の作品を研究してはいますが、写真で見ただけでは「語る資格無し」と自覚しています。
ですが、資格が無いなりに印象に残ったのはなんといってもコレ！福田えーぢ氏原型の「ゆかり先生」！コレは絶対にイイ！と思いましたね。ワタシもこういうのが造りたい。技術的な巧拙だけじゃなく、雰囲気というかキャラクターが活き活きとしているところがなんとも良いなぁ。と思ったわけです。キャラクターフィギュア造形の面白いところだよねぇ、「いかにも」と言えるツボをついた描写ができるようになりたいものです。

●と、いうことで
あー、今年も総じて不調のモデラー生活でしたよ！
モデラーとしては瀕死の状態だね。本業が忙しいのはアタリマエだけど、共稼ぎで子供が小さい（３歳になったよ）と家事も育児もあるからねぇ。
いつの日か、バリバリ造形できるようになる日まで、我慢だ我慢。
まだあきらめないぞー、ジワジワ造形でもワタシはモデラーだ！まだモデラーだ！楽しかった、今年も楽しかったぞ！

来年も楽しいコトたくさんありますように！
皆さん良いお年をお迎えください〜
２００２年１２月３１日